ご予約・お問い合わせ
2023.06.01
コラム

新たな生活とお酒のたしなみ

新たな出会いと変化

おだやかな風に包まれることが多い4月は、新たな出会いが多い季節です。入学、入社、転勤、異動、慣れ親しんだ人たちから離れ、新たな縁が生み出されていく日々が続きます。ただ、学業や仕事で100%思いのままに出来る人などはとても少なく、多くの人は、前向きな気持ちと後ろ向きな気持ちが交わるなかで、どうにか新たな環境に慣れていこうと努めているようです。新しい生活は何かと人のこころに緊張やストレスをもたらしますし、そんなときお酒が何かと便利なものでしょう。

お酒のたしなみは昔から

人が生きていくなかで避けては通れない冠婚葬祭でもお酒は欠かせないですし、「お神酒があがらぬ神はない」などと昔からうたわれるくらいそれは身近なものです。お酒の歴史などを少し調べようとするとたくさんの本がラインナップされ、わずかでもひもとくと、人間はお酒とともに社交を長らく積み重ねてきたことを知らされます。緊張やストレスをほぐす適度なお酒は一般的に良いものとされ、皆でワイワイと飲むお酒、一人で晩酌を楽しむお酒、スタイルはそれぞれでしょう。翌日への活力につながっている限り、このたしなみを他人がとやかくいうことでもありません。

適量を知るはむつかしい

ただ、早く眠るために飲むようなお酒となると、寝入りに良いようにみえて、実のところ眠りを浅くさせる作用が働きます。朝を迎えるまえに目が覚めてしまうなど、熟睡から離れていき、そうなるとストレスが蓄積されやすい体になっていきます。人のこころは、お酒の力によって鎮静するものもあれば、反対に暴発するものもある。キイワードは適量ということなのでしょうが、案外これは自分で決めるのが難しく、ときどきは身近な人の助言に耳を傾けるくらいがよいのかもしれません。

Page top