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2023.06.01
コラム

街中で新社会人をみかける日々に

衣替えの季節のなかで

寒暖が交互に入れ替わるこの季節は衣替えに何かと迷います。クローゼットのなかもめまぐるしくかき回されていくような日々です。この時期、交通機関で通勤の風景を眺めていると、いつもと少し違う変化に気づきます。先日まで学生だった方たちが、新しいスーツに身を包み、颯爽と歩いていく姿をよくみかけるようになりました。こころのなかでエールを送りながら、良い船出になることを願いもします。

新たな学びとストレス

職種、業種、会社によって千差万別なのかもしれないですが、どのような仕事につくにしても、最初は研修が待ち受けています。その期間もまちまちでしょうが、聞くところによると概ね1~2か月くらいで新入社員研修を終えるところが多いようです。社会人マナー、仕事の基礎知識、基本業務の理解などを学ぶのに、この時間が十分といえるかどうかは個人差があることでしょう。ミニマムでも毎日8時間を会社で過ごし、新たなことを覚えていくことは、それなりにストレスもかかりますし、こころもかき回されていくものです。

出来たことを数える

学業と仕事に違いがあるとすれば、学業は知的に理解すれば完結しますが、仕事は知的に理解した上で行動につなげていくことになります。新しく仕事を始めた頃は、頭で理解したことが、すぐに体に紐づかないことなど誰にでもよくあり、こうしたときにどのようにこころを保つかはその後の社会人生活を分けていくように感じています。失敗を反省することは大切ですが、最初の頃は巧くいったことを素直に受け止めていく方が良いと思います。出来なかったことを数えるよりも、出来たことを数えていく。どのような小さなことでも、積み重ねていけば、こころの糧になっていくと、自分の研修医時代のことを振り返りつつそのようなことを感じております。

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