診療についてAbout treatment
適切な診察を行うように努めております
適切な診察を行うように努めております
このような症状の方は
ご相談ください
- 緊張してしまい人前で仕事の発表をするのが難しい
- 心臓が急にドキドキし、めまいが起きたりしてしまう
- なかなか寝つけず、寝ついても途中で目が覚めてしまう
- 戸締りを何度も確認しないと気が済まない
- 手を洗い始めるとつい何十分もかけてしまう
- 乗り物などに乗ると、急に不安になってしまう
- 心配事が頭から離れず、イライラがとまらない
- ものごとに集中できない、ものごとに億劫になってしまう
- 嫌なことが起きて以来、気分が暗くなり不安がおしよせてくる
- 身体に大きな病気のあることが分かってから、眠れなくなった
- 上司からのあたりがつよく、考えると憂うつになり、出社するのが怖くなってしまう
- 職場の配置転換があってから、仕事内容についていけず同僚にも馴染めない
- ものごとが煩わしいとつよく感じ、すぐに疲れてしまう
- 大好きだった趣味や活動が楽しめなくなっている
- 身体に大きな病気のあることが分かってから、眠れなくなった
- 昇進や新居購入など、嬉しい変化があったのになぜか元気が出ない
これらの身近にある不調和な症状を、
専門用語にあてはめると次のような言い方となります。
一つの専門用語の背景には多くの医療的な知見や治療の積み重ねがあります。
不調和な症状がどの専門用語に結びつくかを見出すのは大切で、
ここから回復に向けた適切な治療がスタートします。
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社交不安
人に会う、人の前で発言することにつよく緊張してしまい、手の震え、吐き気、めまい、動悸を感じるなどの症状が出ることがあります。これがこころの苦痛となって人に会うことを避け、学校や職場から遠ざかってしまうことがあります。
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全般性の不安
なぜか不安となり、将来への心配や不吉な予感に駆られて悩まされてしまいます。このことから集中力が削がれ、イライラが増してきたりもします。動悸、頭痛、めまい、ふらつきなどが症状として出ることがあります。
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パニック
心臓の鼓動がドキドキするのが急に聞こえ、このままでは命を失うのではないかというくらいのつよい不安や恐怖を覚えるのが典型的なものです。これに発汗、めまい、呼吸困難も伴うことがあります。数分~数十分くらいでおさまることが多いですが、また同じような症状が現れるのではと思うと怖くなります。すぐにゆっくりと休む場所を見つけられない電車内などを避けてしまうようにもなります。
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強迫
手を洗うことに何十分もかけてしまう。ガスの元栓、玄関の鍵を何回も確認してしまう。自分のこころでは大丈夫だとわかっていても、つい行動に移さなければ気が済まない。このように不合理だとわかっていてもとめられない。これがもとで日々の生活に支障をもたらしてしまうこともあります。
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抑うつ(強度・持続期間ともにある程度の水準に達したものを「うつ病」と呼ぶ)
元気だったときのように行動することが難しく、気分は沈みがちとなり、悲観的な考えに包まれてしまいます。とくに、朝から午前中に元気が出ないことが多くあるとされます。さらに、疲れやすい、食欲がわかない、よく眠ることができない、頭が締めつけられるような頭痛が出るなどのカラダの不調和を伴うことがあります。
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睡眠の問題
「眠れない」という状態には、寝つきが悪い、睡眠が浅く途中で目覚めてしまう、朝早く目覚めてしまう、などいくつかのパターンがあります。不安や抑うつと共に経験されることも多く、夜になると「眠れなかったらどうしよう」と悩み怖くなってしまうこともあります。
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適応の問題
生活の中でストレスのかかる出来事や変化が起こってから短期間(1か月以内)のうちに、不安、抑うつ、不眠、食欲の減退、気持ちのつらさなどに悩まされるものです。結果として仕事や学業に集中できなくなり、起きるのがつらくなって欠勤してしまうなど、パフォーマンスや成績に影響が出たりします。小児や若い人の場合は、周囲にあたったり乱暴になったりすることが目立つこともあります。どんなことをストレスと感じるのかは人それぞれで、ある人にはとても強いストレスであることが他の人にはそうでないといった個人差があります。また、喜ばしいはずの出来事でも、大きな変化自体が調子を崩す原因となることもあります。
これらの症状のいずれかがとくに目立つという場合、
診断的にたとえば「睡眠障害」「パニック障害」など専門用語に当てはめることができます。
ところが、ひとりの人が抱える不調和な症状は、
上記の特徴のいくつかが組み合わされていることが多くあるのも事実です。
当院では、症状を入口としてその方の置かれた状況をきちんと知った上で、
どのような治療ができるのかを考えていきたいと思います。