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診察、治療などについて
よくあるご質問に回答しております
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  • 心療内科、精神科、メンタルクリニックとは一般的にどのようなものでしょうか

    精神科、メンタルクリニックとは「こころの病気」を診療する場所です。

    心療内科とは本来はストレス性の病気を診療する内科のことでしたが、現在はこころの病気を診療するメンタルクリニックでも心療内科も標ぼうしているところも多くあり、あまり区別のないものとなっています。

  • どのような症状があるときに診察を受けるのが良いのでしょうか

    こころとからだに不調和のあるときは、何らかのサインが出ます。不安感や不眠が現れ、普段なら気にならないことが引っかかって集中力を欠き、考え方がネガティブとなり堂々巡りになってしまうことなどがあります。すぐに問題の解決ができず不調が長引いている、あるいは不調の原因が分からなくて困っている、そのようなときは診察を受けるのが良いです。

  • どのような治療方法があるのでしょうか

    主な治療方法は、精神療法と薬物療法です。

    【精神療法】

    精神療法にはいろいろな種類がありますが、①支持的精神療法 ②行動療法 ③認知行動療法などが代表的なものです。

    1. 支持的精神療法とは、つらい状況を切り抜けることを目的として、医師と患者さんとで問題について話し合います。ときには生活や行動についてのアドバイスを行い、さまざまな精神療法の基本となるものです。
    2. 行動療法とは、こころの不調和から起きてくる感情などに直接に向き合うアプローチではなく、行動の方に着目し、それまでの行動を変えることや新しい行動を起こすことによって、感情もまた影響を受けて変わるのを期待するアプローチです。リラクゼーションの勧めなどもここに含まれます。
    3. 認知行動療法とは、人の気分や行動は認知(ものの見方)に影響されているものとして考えます。人それぞれの認知スキーマ(ものごとに対する受け取り方や反応のパターン)を改めて点検し、それが不安や抑うつを招くようなものであった場合にその修正をはかる方法のことをいいます。人は経験を否定的に解釈し、将来を悲観する認知構造を個人差はありますが持っており、ストレスを受けたときはそれが強化されがちです。これに肯定的な思考を対抗させるなどで認知の修正をはかります。

    実際の治療場面では、①の支持的精神療法をベースとし、必要に応じて②行動療法や③認知行動療法の考え方を取り入れた助言を行います。いずれの精神療法も、患者さんとのコミュニケーションを通して、感情や行動をできるだけ中庸(偏りのない)の状態に整えていくことを目的としています。

    また、通常の外来診療で行われるのは個人に対する精神療法ですが、同じような課題を抱える人や似たような立場に置かれた人が複数集まり、グループでのコミュニケーションを通して回復をはかっていく方法を集団精神療法といいます。

    【薬物療法】

    何らかのお薬を使って睡眠や気分などの困りごとの改善をはかることをいいます。決して精神療法と別に単独で行われるものではなく、効果的な精神療法とともに用いられるのが望ましいとされています。

    必要に応じて、不安に対する抗不安薬、不眠に対する睡眠薬、抑うつに対する抗うつ薬などが使われます。強迫に対しても効果をあげる薬があります。

    抗不安薬や睡眠薬は長期の使用での依存性が問題となるため、可能な限り短期間の使用が望ましいとされます。また、抗うつ薬にも長く使用することで服用をやめにくくなる場合があります。いずれも、必要性をよく検討した上で最小限の使用が望ましいと考えています。

  • 千代田こころのクリニックではどのような治療を行いますか

    上述の精神療法、薬物療法を基本とし、こころの不調和の治療にあたります。症状の背景にあるひとりひとりの置かれた状況、こころの状態に焦点を当てて解決を目指します。

    こころの問題は目に見えないものであり、すぐに根本がわからないことが多々あります。治療は短期間に終わることが最善と考えていますが、長く通院を要する場合でも、症状が続くことは何かのサインであると考え、よりよい解決を探し続けたいと思います。

    薬物療法については、できるだけ安全性の高い薬を選択し、必要最小限に行います。治療の経過を通して、こころが調和を取り戻していく過程を大切にしたいと思います。

  • 治療の期間とはどのくらい続くのでしょうか

    こころの不調和は、回復しない性質のものではありません。回復の流れにうまく乗れるかどうかはケースバイケースであり、期間は、数週間、数か月、ときには数年以上を要することもあります。何よりも回復して通院を止められることを目標に治療にあたります。完全な回復が難しい場合でも、少量のお薬を継続しながら日常生活を問題なく過ごせる状態を目指します。

  • 精神科のよくある症状には当てはまらないのですが、受診して相談することはできますか

    漠然とした憂うつ感、長くは続かない落ち込みなど、一般的な精神科の病名に当てはまりにくい状態でもご相談いただけます。現につらいと思う状態があるかということにきちんと焦点を当てたいと思っています。

  • 出来れば薬は飲みたくないのですが、それでも治療はできますか

    症状によりますが、カウンセリング(精神療法)主体の治療をすることができます。診察の結果、薬があった方が良いと考えられるときにはご本人のお考えをよく聞いて提案をします。また、すでに他の診療機関で長く処方を受けている場合は、一般的に急な減薬は難しいです。これらは状態をみながら判断いたします。

  • 自分が受けている程度のストレスは大したことないと思われそうで、相談を迷っています

    ものごとの受け止め方は人それぞれで、ある人にとっては小さなことでも別の人にはそうでないことがあります。どんなことにお悩みであるのか、お話いただくうちに、気持ちの整理が進み回復できるように努めます。

  • 話すのが苦手なので受診をためらっています

    いざ診察の場面となるとうまく話せない、という方はたくさんいらっしゃいます。心配なときは、いつ頃からどんなことでお困りなのか、メモをして持参されることをお勧めします。

  • 家族が受診についていきたいと言っています

    ご本人もご家族の同伴を希望される場合は、一緒に診察室にお入りいただけます。ご本人の同意がない場合は、ご本人についての診療情報は原則として提供はいたしません。

  • 子供の診察はできますか

    16歳以上を診療の対象としております。なお、当クリニックでは発達障害などへの心理検査体制が十分ではなく、その点をご理解の上で来院をお願いいたします。

  • アルコール、薬物の依存は診療を受けられますか

    アルコール、薬物の依存に対する治療は、専門の診療機関での対応が望ましいと考えております。必要な場合は、該当する診療機関を紹介させていただきます。

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