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2024.08.15
コラム

九段の夏の「風物詩」

「みたままつり」と一面の提灯

九段周辺の夏の風物詩となっている「みたままつり」。この時期、靖国神社の境内の参道には何万もの提灯があらわれて人々をいざないます。いつもは夜の帳が下りるころには門扉が閉ざされて立ち入ることがゆるされない境内も、このときはばかりは幻想的な風景を醸し出すことになります。今年はクリニックからもささやかな一灯を献灯させていただきました。

クリニックの一灯

おまつりの期間中は何かと忙しかったのですが、その終わりが近づいてきたある日の夕刻にどうにか赴くことが叶いました。参道は多くの人で賑わっており、その装いもラフな服装から浴衣姿までと彩りにあふれておりました。鳥居を越えたあたりからは人波に流されるように進むことになり、そのなかで幸いにもクリニックの一灯を見つけて急ぎ写真をとり、その後は本殿まではひたすらに流れに身を任せることに。

宵のにぎわいと祭りの後

昔からエネルギーを発散させるのがお祭りの目的の一つとも言われますし、そこに寄せる人々のエネルギーには、喧騒のなかにも宵の楽しみや明るさがあふれておりました。人波や喧騒という表現だと人を疲れさせるイメージもありますが、そこに楽しみや明るさが伴っていると祭りの余韻はそればかりでもありません。そんなことを感じさせる夏の風物詩でした。祭りの後となった今、夕刻の訪れは境内に静けさだけをゆき渡らせています。

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